当センターは、放射線測定や原子力防災活動の支援を行う専門機関として社会貢献活動を推進しています。福島第一原子力発電所事故後においては、米国エネルギー省と連携した航空機モニタリングや国等からの要請で各地の放射線測定を行いました。
この度、更なる社会貢献として、以下のような環境放射線の経時変化確認測定という自主的な活動を進めることとしました。お気軽にお問合せいただけると幸いです。
1. 環境放射線の経時変化確認測定とは?
- ・原子力発電所事故以降に関係機関等が行った環境放射線測定に対し、経時変化(時間経過とともに変化すること)を踏まえて、確認のために再度測定することです。
- ・一般的に環境放射線測定は、GMやシンチレーションサーベイで測定結果が得られるのに対し、本確認測定では、可搬型ゲルマニウム半導体検出器により、放射性セシウムの沈着密度(Bq/m2)等の現場測定(IN-SITU測定)を行います。
- ・測定時間は、装置の搬入から測定結果を出すまで2時間程度になります。
- ・測定結果を基に後日1年後にその場所で予想される放射線量等※1をお知らせします。
2. 経費
- ・学校、地方公共団体からの要請については、無料です。
- ・学会や関係団体等からの要請については、交通費実費をご負担いただきます。
3. 申込み条件
- ・申込者は、測定対象の敷地内に入る許可が得られること。
- ・測定結果を公開可能なこと。(得られたデータはご依頼者の了承を得た上で、貴重なデータとして関係機関と共有させていただきます。)
- ・個人、営利団体からの申し込みについては、ご遠慮ください。
4. 申込み方法
5. その他
- ・測定対象は地表面に沈着した放射性セシウムの沈着密度(Bq/m2)です。(ストロンチウム-90等のβ線測定、食品や食材の測定は行っておりません。)
- ・申し込みが多数の場合、ご希望に添えない場合があることを予めご了承ください。
- ※1半減期による減衰の他、ご要望によりウェザリング効果を踏まえた予測や再浮遊、リーチングを踏まえた予測も可能ですが、結果の取扱には注意が必要ですので、別途相談となります。