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令和6年度 被ばく傷病者への対応のための研修「参加者募集」


■目的
 放射性同位元素等の規制に関する法律においては、同法施行規則の改正(平成30年4月1日施行)に伴い、 事故が発生した際に放射線業務従事者に重篤な確定的影響が生じうる事業者を対象に、 同法施行規則第21条第1項第14号ホの規定に基づき、事業者は都道府県警察、消防機関及び医療機関その他の関係機関との連携が新たに求められております。
 本研修は、放射性同位元素等を取り扱う施設(以下、「RI取扱施設」とする。)において被ばく・汚染傷病者等が発生した際に、 医療関係者、搬送関係者、事業者等が、必要な医療及び搬送対応等を迅速かつ的確に対応できるようにすることを目的としております。

■研修の概要

(1)実施内容

@今回対象となるRI取扱施設の事業所紹介(事業概要、取り扱っているRI、起こり得る放射線事故等)

A放射線の基礎知識及び健康影響(放射線の特性、身の回りの放射線、人体への影響、放射線防護等)

B放射性同位元素等規制法における基準等(放射性同位元素や放射線発生装置の規制に関する法体系や概要等)

C原子力災害時における医療体制(放射線事故とその特殊性、被ばく医療や原子力災害に関する医療体制、医療施設での準備、放射線管理要員の役割、搬送の汚染拡大防止等)

D放射線測定器及び個人線量計の取り扱い実習

E2つの実習コースから選択
<医療コース>医療機関における被ばく・汚染傷病者の対応
<搬送コース>被ばく・汚染傷病者の搬送対応

F被ばく傷病者が発生した場合の連携について(グループディスカッション)


(2)対象者

 千葉県内または大阪府内のRI取扱施設関係者、 医療関係者(被ばく医療に関する専門的な設備等の整った医療機関含む)、搬送関係者、被ばく医療行政関係者等


(3)定員

30名


(4)参加料金

無料


(5)カリキュラム

時 間項 目内     容
9:30〜9:40 開会
9:40〜10:00
(20分)
講義1
事業所の紹介
・事業概要、取り扱っているRI
・起こり得る放射線事故等
10:00〜10:50
(50分)
講義2
放射線の基礎知識及び健康影響
・放射線の特性、身の回りの放射線
・人体への影響
・放射線防護等
10:50〜11:00 休憩
11:00〜11:30
(30分)
講義3
放射性同位元素等規制法における基準等
・放射性同位元素や放射線発生装置の規制に関する法体系や概要等
11:30〜12:00
(30分)
講義4
原子力災害時における医療体制
・放射線事故とその特殊性
・被ばく医療や原子力災害に関する医療体制
・医療施設での準備
・放射線管理要員の役割
・搬送の汚染拡大防止等
12:00〜12:05 質疑応答
12:05〜13:05 休憩
13:05〜13:35
(30分)
実習1
放射線測定器及び個人線量計の取り扱い
・個人線量計、GMサーベイメータの取扱い実習
・放射線の性質確認実習
・汚染検査実習
13:35〜15:00
(85分)
実習2 ※選択制
<医療コース>
医療機関における被ばく・汚染傷病者の対応
・情報収集
・処置室の汚染拡大防止措置、装備の着装
・処置室での医療スタッフの配置、任務の確認
・処置室の資機材、医薬品の確認
・処置室での除染を含む医療処置
・処置室の汚染管理と処置終了後の対応
<搬送コース>
被ばく・汚染傷病者の搬送対応
・情報収集
・出動準備
・現場到着
・初期評価と対応、傷病者の車内収容
・搬送中の車内対応、医師への引継ぎの報告
・汚染防止措置の解除
15:00〜15:10 休憩
15:10〜16:10
(60分)
グループディスカッション ・被ばく傷病者が発生した場合の連携
16:10〜16:20 質疑応答
16:20〜16:25 講評
16:25〜16:30 アンケート記入、閉会



■実施場所・実施日

  • 千葉県内の対象者:(PDRファーマ(株)千葉工場) 令和7年3月9日(日)
  • 大阪府内の対象者:(大阪公立大学中百舌鳥キャンパス) 令和7年3月13日(木)



■申し込み方法

  • 問合せ先の電子メール宛に受講申込に係る書類をご請求ください。
  • 募集案内と受講申込票をメールいたしますので、受講申込票に必要事項をご記入してご返信ください。
  • 申し込み〆切は、令和7年2月19日(水)15:00までです。



■問い合せ先

  • 被ばく傷病者への対応のための研修担当
    電子メール: hibaku-kensyu@nustec.or.jp
    電話番号 : 03-3814-6921(受付時間:9:30〜17:30)